外国人の入国・滞在が難しい日本?

 日本の入国管理局は、外国人、特にアジアの国々に対して入国ビザ・在留ビザを発行しないことは知られているが、正当な理由があるものにおいては、適正に発行しているのである。
 以前、他人のパスポートを使い不正に入国してきたフィリピン人夫婦が日本で産み育てた中学生になる子供との家族での滞在を入管に申請していた件が新聞に載っていたが、結果として、入管は家族揃っての日本滞在を認めなかった。マスコミでは、かなり、フィリピン家族に同情的に報道していたように思う。しかし、これは「情」だけでは解決できない問題であった。
 現在の状態維持を切望したが、滞在許可が日本で生まれた娘にしか出ずに、両親に退去命令がでたフィリピン家族は、確かに周りからみると「悲劇の家族」かもしれないが、ことの原因と効果から考えると当然のことであった。
 まずは、フィリピンのその両親は他人のパスポートを使って不法入国をしてきたのである。故意に法律を違反して入国してきた。その事実を忘れてはならない。本人達もその方法を使い、入国してくるときには、見つかれば強制退去させられることは覚悟してきているはずである。その不法な入国がなければ、この悲劇は起こらなかったはずである。
 そして、もし仮にフィリピン家族揃っての滞在を認めれば、今現在日本に不法滞在している外国人に対して、長期間、平穏に滞在していれば、合法的に滞在のビザがもらえるという、さも「時効」の援用を認めるようなことを指し示すことになるのである。
 

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